同期

施術中、お客様と呼吸が合うと、
自分の指や掌が圧をかけてないのに深く入っていくことがあります。

リラックスしているとカラダの緊張が解かれ
守っていた筋肉が柔らかくなる事で深部まで指が浸透していきます。

この「コリがとける」感覚を施術でよく使っているのですが、
図らずも
「同期」
という言葉とめぐり合うことができて、

「あぁ、そういうことだったのか」

と腑に落ちた事があります。


「同期」とは、
同じ時期の入学・入社するなどの意味があります。
また、それぞれの事象に協調性がある
といった意味合いもあるようです。

例えば、ホタル。
関西のホタルは中2秒で光りますが、
関東のホタルは中4秒らしいです。

でも面白いことに、
関西のホタルを一匹だけ関東のホタル群に入れると、
中4秒に変わるのだそうです。

無意識のうちに周りと合ってくるのですね。

セミや秋の虫たちも同じ感じかもしれません。

「同期」は人間に限らず生物の細胞レベルでの働きです。

だから、呼吸が早い人がゆっくり呼吸する人達と一緒にいると、
ゆっくり呼吸するようになる。

反対に、ゆっくり呼吸する人が呼吸の早い人と一緒にいると、
どうしても早くなってしまう。

これはセルフコントロールしきれるもでではなく、
どうしてもそうなってしまうものです。

自分自身なんて、
周りの因縁次第でどうとでも変わってくるという教えです。

言ってみれば、触れる者次第で周りは変わる。

さきほどの施術中の呼吸の同調も、
呼吸が合ってリラックスが深まる
というのは「お互いに」そうなるのですね。

だから、お客様に施術している僕自身もリラックスして、
お客様が癒されることにより、僕も癒されています。

このエネルギーの交歓が、
実はこの仕事をしている醍醐味なんじゃないかなぁ・・
と最近は感じています。

相手に喜ばれることは嬉しい。
自分の技術が認められた時も、もちろん嬉しい。

でも、それ以上の、自分が気持ち良くなれる仕事。
それはリラクゼーションやヒーリングが最たるものだと思います。

僕は犯罪が減る社会に繋がる活動をしていますが、
そのためのホームセラピーの実践に当たり
「同期」
の姿がとても大事な働きになるんじゃないかなぁ・・・
と感じています。